【コロナ関連】元医療関係者が、「治験」の疑問についてお答えします。

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昨日の記事の続きとして、「治験」に関する疑問について、答えていきたいと思います。

もし、まだ昨日の記事を読んでいない方は、まずは下記の記事を読んで頂けると嬉しいです。

【コロナ関連】元医療関係者が、アビガンの治験について、分かりやすく説明します。
今日は、コロナ関連の記事をはじめて書いてみます。 6月末までの早期終了を目指して、アビガンの治験が開始されていることは、多くの方がご存知だと思います。 ...

 

それでは、早速はじめます。

 

そもそも治験とは?

病気や傷を治療したり予防するための“くすり”になる可能性のある物質「くすりの候補」を発見しても「くすりの候補」が「くすり」として認められるためには、その効果と安全性を十分に調べなければなりません。

「くすりの候補」について、国(厚生労働省)に「くすり」として認めてもらうために健康な方や患者さんに使っていただき、効果や安全性などを確かめるために行う試験を「治験」と呼んでいます。治験には一般の治療と異なり、研究的な側面があります。

治験は研究的な要素をともなうことから、国が定めたルール(医療機器の臨床試験の実施の基準:GCP)に従って行い、治験によって集められたデータは、くわしい検討が行われた後、厚生労働省に提出されます。

 

疑問①:治験に無理やり参加させられたりしますか?

治験では、まだ承認されていないおくすりを使うので怖いです。

勝手に参加させられたりしますか?

ちゃんと同意を取ったうえでの参加となりますよ。

治験に参加するにあたっては、お医者さん等からの説明が十分になされます。

 

説明にあたっては、「説明文書」と呼ばれる、とても詳しい資料がありますし、もし迷うようでしたら、一旦持ち帰って、参加するかどうかをしっかり考える時間も与えられます。

そのうえで、「同意文書」を用いて同意をしてから、治験へ参加する流れとなります。

 

疑問②:治験に参加するメリットは?

治験に参加するメリットはなんですか?

お金がもらえると聞いたことがあります。

お金のイメージがあるかもしれませんが、他のメリットもたくさんありますよ。

  • 最新の治療が受けられます。
  • 専門のお医者さんによる、より丁寧な診察が受けられます。
  • 治験薬を服用していただいている間の治験薬、一部の薬代や検査の費用は、製薬会社が負担してくれます。
  • 来院頂くことによる負担軽減のため、治験協力費がでます。
  • 同じ病気で苦しむ患者さんの役に立つことができます。

 

疑問③:治験に参加するデメリットは?

  • 予測できない副作用があらわれる可能性があります。
  • 治験によっては、プラセボに割り振られる可能性があります。
  • 通常の診療より、採血・検査・来院回数が増える場合もあります。
  • 薬を飲んだかどうかを手帳につけるなど、負担がふえることもあります。
  • 食事や運動などが一部制限される場合もあります。

※プラセボとは、「見た目や味は薬と同じで、薬効成分を含まないもの」です。

 

疑問④:途中でやめたくなったら?

途中でやめたくなったら、やめれますか?

もちろん、やめれますよ。

治験への参加に同意した後でも、いつでも同意を撤回することが可能です。

同意を撤回したことで、なんらかの不利益を受けることはありません。

 

疑問⑤:生活保護でも、治験に参加は可能?

生活保護を受けています。

治験への参加は可能ですか?

一概に可能・不可能ということが難しいです。

治験への負担軽減するための協力費が収入の一部とみなされ、生活保護が打ち切られる可能性が少なからずあります。

そのため、生活保護を受給している方は、まず施設のCRC(治験コーディネーター)やソーシャルワーカーの方に相談してみてください。

※CRC(治験コーディネーター)とは、治験の内容を説明してくれたり、治験をサポートしてくれる方です。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

治験は怖い・お金を稼げるなどのイメージがあるかもしれませんが、「治験に参加すること」は、「同じ病気を抱えている人の役に立つ」という社会的貢献も非常に大きいです。

将来、「治験」に関して、お医者さんから話があった場合は、ここでお話ししたようなメリット・デメリットをふまえて、十分に検討してみてくださいね。

今回の記事が少しでも参考になったら嬉しいです。

 

それでは、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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